次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、農林水産省が2025年6月19日(木)に公表した「米の店頭販売価格の動向」において、スーパーでの販売価格の推移を分析しました。全国約1,200店舗のスーパーマーケットにおける日々の販売実績データをもとに算出された「日経POSデータ」の活用により、米の店頭販売価格の推移を週次で把握できます。
ナウキャストは、今後も本分析を通じて、日本の主食である米の価格動向のリアルタイムかつ詳細な可視化を支援してまいります。
原データ : 日経POSデータ(全国約1,200店舗のスーパーマーケットにおける販売実績)
更新頻度 : 週次更新
網羅性・粒度: 全商品、ブレンド米、銘柄米、随意契約政府備蓄米の4分類 ※すべて5kg
公表URL : 農林水産省「米の流通状況等について」https://www.maff.go.jp/j/syouan/keikaku/soukatu/r6_kome_ryutu.html
株式会社ナウキャスト データサービス事業 Financial Research Unit
シニアビジネスデベロップメント兼シニアコンサルタント 市橋 幸子
これまでも当社では日本の主食である米の価格動向を注視し、分析を続けてまいりました。この度、私たちの分析データを農林水産省様にご活用いただき、社会に広く貢献できる機会を得られたことを大変うれしく思います。かつて日本銀行でマーケットオペレーションに携わった経験からも、市場動向を正確かつ迅速に把握することの重要性を実感しております。本分析が、日本の米価格と供給の安定化・適正化の一助となることを期待するとともに、今回の取り組みを通じて、農林水産省様をはじめとする関係者の皆様からフィードバックを賜りながら、日経POSデータを活用した分析の可能性をさらに追求し、分析を一層高度化させていきたいと考えております。
株式会社ナウキャスト データサービス事業 Financial Research Unit
リードデータエンジニア兼データサイエンティスト 余野 京登
当社の祖業である「日経CPINow」の開発当初から活用してきた日経POSデータを用い、社会的に重要な米の価格動向分析に携われたことをうれしく思います。今回の分析では、当社が長年培ってきた物価指数算出の技術的ノウハウを活かし、米の価格を迅速に算出する仕組みを構築しました。今後も、提供する情報の精度向上と安定化に努め、技術的な側面から分析を支えてまいります。
ナウキャストでは、日経POSデータをもとにした物価指数「日経CPINow」などの経済指標や、機関投資家やパブリックセクター、事業会社向けにPOSデータやクレジットカードデータをはじめとする多様なオルタナティブデータを用いた分析サービスを提供しております。詳細は以下のウェブサイトをご参照ください。
日経POSデータは日本経済新聞社が独自に収集しているPOS(販売時点情報管理)データベースです。 日本全国の小売店から収集した、加工食品・酒類・家庭用品など、2000分類、372万商品の売上データを提供しております。コメの価格をはじめとする昨今の物価高騰のトレンドやマーケットの市場調査など、メーカー系企業にとどまらず証券/投資/金融系企業・官公庁・大学・研究機関など多くのお客様にご利用いただいています。
以 上