2026.02.02
プレスリリース

ナウキャスト、法人データを名寄せして外部データと統合し、営業活動や与信管理を高度化するDaaS「DataLinc」の提供を開始

社内に散在する法人データを一元化し、AIエージェントが企業サイトや求人の変化をモニタリングして自動検知



 次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、企業内に散在する法人データを高い精度で統合し、AIエージェントが外部データを活用して企業の変化をモニタリングする新サービス「DataLinc(データリンク)」の提供を開始します。
 本サービスは、表記揺れを含む法人顧客リストを法人番号ベースで一意に特定・統合し、各企業サイトの更新情報や求人広告の推移といった外部データを付加するものです。これにより、法人営業における顧客管理の効率化や与信管理の自動化を支援します。

背景

 幅広い業界でデジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中、多くの企業では、部署や業務システムごとに顧客データが管理されており、「同じ法人が別々のIDで登録されている」「グループ会社間のデータ統合ができていない」といった課題が顕在化しています。 また、従来の営業活動や与信管理では、登記情報や財務情報の確認が中心であり、作業コストの観点からもすべての取引先を頻繁に調査することは困難でした。そのため、急成長のシグナルや倒産の予兆といった動的な変化をタイムリーに検知できず、機会損失や貸し倒れリスクの増大を招くケースがありました。ナウキャストは、こうした課題を解決するため、「DataLinc」を開発しました。

サービスの特長

 「DataLinc」は、営業活動や与信管理におけるデータ活用を阻む「名寄せ」の壁を取り除き、外部データと統合して業務の高度化を可能にするDaaS(Data as a Service)です。

1. 生成AIを活用した高精度な法人名寄せによるデータ統合
 ナウキャストが保有する独自の法人データベースと名寄せ技術を活用し、「(株)」「株式会社」の違い、旧社名の混在といった表記揺れを含む法人顧客リストに対して、国税庁の法人番号などの一意のIDを付与して統合します。生成AIを活用することで、ロジック外のデータ欠損や誤表記にも対応可能です。これにより、社内に散在するデータを、正確な企業単位で管理・分析することが可能になります。

2. 外部データによる全件モニタリングと予兆検知
 名寄せされた法人リストに対し、外部データを紐づけて継続的にモニタリングします。 具体的には、AIエージェントがウェブサイトのドメイン失効や更新停止といった生存確認、求人広告件数の急増・急減、登記情報の変更などを週次・月次でチェックします。これにより、調査会社への依頼が必要な企業を絞り込む一次スクリーニングを実現し、与信管理コストの適正化とリスク検知の早期化を両立します。

3. 柔軟なデータ連携と証跡の提供
 API連携やCSVファイルによる一括処理に対応しており、既存の業務フローを大きく変更することなく導入が可能です。また、アラートを検知した際は、「いつ、どのソース(情報源)で変化を確認したか」という証跡も合わせて提供するため、金融機関や決済事業者における監査対応にも活用いただけます。

DataLincサービスイメージ

今後について

 ナウキャストは「DataLinc」の提供を通じて、企業のデータ活用における前処理の負荷を解消し、AIを前提としたデータドリブンな意思決定を支援してまいります。今後はSnowflakeなどのクラウドデータプラットフォームとの連携も強化し、よりシームレスなデータ提供体制を構築する予定です。

以 上


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