2025.04.23
お知らせ

横浜国立大学経済学部の寄附講座「データによる社会経済の可視化入門」にてシニアコンサルタントの市橋がゲスト講演


 2025年4月14日(月)に開講された横浜国立大学経済学部の寄附講座「データによる社会経済の可視化入門」にて、当社シニアコンサルタントの市橋幸子がゲスト講師として登壇しました。市橋は、「問いを立てて、社会を動かす:現場から見たデータサイエンスのリアル」と題し、データ分析における「問いを立てる力」と「行動につなげる力」の重要性についてお話ししました。
 
■寄附講座「データによる社会経済の可視化入門」について
 本講座は、株式会社QUICKによる横浜国立大学経済学部の寄附講座です。「データによって社会や経済を可視化する」をテーマに、データから情報を生成するプロセスと情報を可視化し伝えるコミュニケーションを全15回の講義を通じて学び、自らデータを活用できる能力を身に付けることを目指します。
 
「問いを立てて、社会を動かす:現場から見たデータサイエンスのリアル」講義内容
 市橋の講義は、「データ分析に“正解”はあるのか?」という問いから始まりました。市橋自身が日本銀行に勤務していた際のエピソードを例に挙げ、緻密な分析を行ったものの上司から「で、明日いくらの国債を買えばいいの?」という問いに答えられなかったという失敗談から、分析が具体的なアクションにつながらなければ意味がないことを痛感したこと、データ分析においては、課題設定、仮説構築、アクションプランの提示、効果測定という一連の流れを意識することの重要性を学んだことをお話ししました。
 その後、当社が強みとするオルタナティブデータの活用事例を紹介しました。オルタナティブデータとは、POSデータ、クレジットカードデータ、求人広告データなど、従来の統計データとは異なる、企業や個人の活動から生成されるデータのことで、経済や社会の動きをリアルタイムに把握し、政策立案、投資判断、マーケティング戦略などに役立てることができます。市橋は、自身が開発に携わった「HRog賃金Now」や、POSデータを活用して主食のインフレを読み解いた事例などを紹介しながら、ただのデータが仮説検証と定性的な肉付けを経て「語れるストーリー」になっていくことの面白さを伝えました。
 終盤では、生成AIの進展に触れ、AIが分析まで行える時代において「問いを立てること」や「行動につなげる力」が今後ますます重要になると訴えました。そして、分析は手段であり社会に変化をもたらすことが目的であると強調し、「正解のない世界で、どう問いを立て、行動するかが重要。どんな問いを立てたいか考えてみてほしい」と、学生の皆さんにエールを送りました。


<QUICK寄附講座担当者様と市橋(中央)>


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