株式会社ナウキャスト
株式会社Finatextホールディングス
次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループの株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、ファイナンシャルアドバイザリー業務の効率化を生成AIで支援する「Finatext Advisory Assist(フィナテキスト・アドバイザリー・アシスト)」の提供を本日2024年4月19日(金)から開始します。なお、IFAのファイナンシャルスタンダード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:福田 猛、以下「ファイナンシャルスタンダード」)が本サービスの導入を決定しています。
■開発背景
高性能な大規模言語モデル(Large Language Models、以下「LLM」)や生成AIの活用が様々な業界で進んでいます。金融業界においても、大手銀行や証券会社で業務効率化などの取り組みが続いています。
Finatextグループ内でビッグデータ解析事業を担う株式会社ナウキャストは、CISSPを有するFinatextグループCTO/CISOが率いる専門チーム『ナウキャストLLMラボ』を2023年4月に発足し、LLMや生成AIを金融サービスに活用する取り組みを続けてきました。この度、パートナー金融機関とのPoCやグループ内証券会社での活用プロジェクトを通じて蓄積した知見を多くの金融サービス事業者に提供するため、「Finatext Advisory Assist」としてサービス化しました。証券やIFA、保険、銀行等の個人向け金融サービスにおいて本サービスを導入いただくことで、よりお客様の視点に立った営業活動を支援していきたいと考えています。
■「Finatext Advisory Assist」について
「Finatext Advisory Assist」は、会議の自動文字起こし、営業日誌作成のアシスト、自動データベース化といった機能を連携して提供することにより、商談で得た情報を蓄積し次の商談に活かすまでの一連のサイクルを効率化し、営業活動やコンプライアンス業務にかかる事務コストの削減を目指します。
<「Finatext Advisory Assist」の機能イメージ>
◯提供機能
・会議の自動文字起こし&営業日誌アシスト
各種オンラインミーティングツールと連携し、音声データの要約、不足情報の確認、ドラフト修正、TODOや決定事項の抽出、テンプレート登録など、より充実した営業日誌をより少ない工数で実現するための機能を提供します。
・自動データベース化
営業日誌や資産状況から、顧客の属性情報を抽出して蓄積します。資産運用における営業に特化した200以上の属性のほか、カスタム属性を追加することもできます。
<「Finatext Advisory Assist」の画面イメージ>
これらの機能はAPI連携を通じて既存のCRMサービスにアドオン可能です。また今後、営業トピックのレコメンデーション、顧客カルテの自動作成、営業トークスクリプト提案などの開発も予定しています。
■「Finatext Advisory Assist for IFA」について
「Finatext Advisory Assist for IFA」は、IFAの営業活動に特化した「Finatext Advisory Assist」をSaaSとして提供するもので、「Finatext Advisory Assist」よりも低コストでご利用いただけます。株式会社スマートプラスが提供する投資一任サービスプラットフォーム「Digital Wealth Manager(以下「DWM)」に組み込んでの提供も可能なため、DWMを採用済みのIFAや証券会社は、顧客情報や口座情報などのデータをシームレスに連携できます。なお、本サービスはファイナンシャルスタンダードの導入が決定しています。
■導入についてのお問い合わせ
「Finatext Advisory Assist」は、パッケージとカスタマイズを組み合わせ、資産運用における個人向け営業の幅広いニーズに対応できます。導入について詳しくは、以下のフォームからお問い合わせください。
お問い合わせフォーム
https://nowcast.co.jp/?form=demorequeststart
【参考情報】
■「Digital Wealth Manager」
仲介・媒介業者が容易かつ迅速にセルフブランドのデジタルラップサービスの提供を可能にする投資一任サービスプラットフォームです。詳細は以下のページをご確認ください。
https://smartplus-sec.com/digital-wealth-manager/
以 上