2023.10.24
プレスリリース

JCBとナウキャスト、国内消費指数「JCB消費NOW」にて、ダッシュボード機能を11月1日(水)から提供開始

~国内の個人消費動向を業種や消費者の属性、消費の変動要因など8つのビューで可視化~

株式会社ジェーシービー
株式会社ナウキャスト


 株式会社ジェーシービー(本社:東京都港区、代表取締役兼執行役員社長:二重 孝好、以下「JCB」)と株式会社ナウキャスト(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:辻中 仁士、以下「ナウキャスト」)は、匿名加工されたクレジットカード決済データをもとにした国内消費指数「JCB消費NOW(※1)」において、ダッシュボード機能の提供を2023年11月1日(水)から開始します。これにより、「JCB消費NOW」が提供する各種データをブラウザ上で簡単に分析できるようになります。
 また、ダッシュボード機能の提供開始に合わせ、「JCB消費NOW」を用いて国内の個人消費動向を解説するウェビナーを2023年11月2日(木)に開催します。
※1 JCB消費NOW:プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用し、現金も含むすべての消費動向を捉えた国内消費指数。

■提供背景

 経済活動の正常化に伴い国内の個人消費は回復傾向にありますが、コロナ禍が人々の行動様式を変えたことによる消費行動への影響や、物価高、円安といった状況を受け、消費動向をリアルタイムで捉えたいという企業からの要望はますます強まっています。
 「JCB消費NOW」では従来、各種データをダウンロードして分析できる機能を提供していましたが、利用者や用途の幅の広がりとともに、ブラウザ上でそのままデータを可視化し分析できる機能へのニーズが高まっていたことから、この度ダッシュボード機能を開発しました。

■ダッシュボード機能の特長

 「業種別」「属性別」「要因分解」など、分析の目的ごとに8つのビューを用意。業種や消費形態(実店舗消費/EC消費)、消費者の属性などを指定することで、簡単に円グラフや折れ線グラフなどに反映して表示されます。これまでダウンロード提供のみだった属性別のデータ、FromTo指数(※2)、実質指数(※3)の可視化も可能になります。
※2 FromTo指数:どの都道府県の居住者がどの都道府県でどのくらい消費したかを示す指数。
※3 実質指数:名目指数に対して、物価変動の影響を取り除いた指数。

<8つの目的別ビューの一覧>

  1. 【概観】業種別 : 主要業種の直近の消費動向を一覧で把握する
  2. 【概観】要因分解 :消費変動の要因を「数量要因」「物価要因」「人数要因」に分解し、時系列推移を把握する
  3. 【概観】属性別 : 消費者の年齢、性別、居住地ごとの消費動向の違いを比較する
  4. 【分析】業種別 : 業種、消費形態間(実店舗消費/EC消費)での消費動向を比較する
  5. 【分析】属性別 : 性別、年齢、居住地等の属性ごとの消費動向の推移を比較する
  6. 【分析】FromTo業種別 : 店舗の所在地ごとに、消費者居住地別の消費動向推移を比較する
  7. 【分析】FromTo居住地割合 : 店舗の所在地ごとに、消費者居住地別の消費割合を知る
  8. 【データ】指数 : 時系列データを必要な業種、属性でカスタマイズしてダウンロードする


<目的別ビューの画面イメージと分析例>

◯【分析】業種別比較
 消費者の居住地を東京都に絞った前年同期比の業種間比較。マクロ分類の「外食」を見ると、前年同期比での伸び率は、振れを伴いつつ徐々に縮小してきている。ミクロ分類でさらに業種を仔細に見ると、「居酒屋」は伸び率は縮小しているものの、「寿司」や「焼肉」と比べると高い伸び率となっている。コロナ禍で抑えられていた居酒屋消費の回復が続いていると推測できる。


◯【分析】FromTo居住地割合
 2023年9月15日時点での「遊園地」消費における消費者の居住地割合を、大阪府所在店舗と千葉県所在店舗とで比較。どちらも全国的に有名なテーマパークを要する府県であるが、千葉県は、首都圏に居住する消費者の構成比が約6割となっている一方、大阪府では近畿圏以外の地域の構成比が高くなっており、南関東や東海地方など近畿圏外の様々な地域に居住する消費者を集められていると推測できる。 
【分析】FromTo居住地割合

■ウェビナー開催概要

タイトル : JCB消費NOWからみる新型コロナ5類移行後の消費トレンド
日時   : 2023年11月2日(木) 16時30分~17時30分
開催形態 : オンライン(Zoomウェビナー)
登壇者  : 株式会社ナウキャスト アナリスト 中山公汰
内容   : 1. 2023年5月、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の消費動向のご紹介
       2. 2022年10月〜12月に実施された全国旅行支援の観光等業種への消費影響のご紹介
       3. 新しくリリースしたダッシュボードの活用方法
参加特典 : 参加者全員にウェビナー内容をまとめたレポートを提供します。
申込方法 : 以下のフォームからお申し込みください。
       https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_7oWUJtTGRpqhhU9woqn-2g
お問合せ先: 株式会社ナウキャスト セールスチーム
       TEL: 03-6272-5550 E-mail: support@jcbconsumptionnow.com
注意事項 : 本ウェビナーはライブ配信のみとなります。アーカイブ配信はございませんので、電波環境のよいところでご視聴ください。

【「JCB消費NOW」について】

 「JCB消費NOW」は、日本発唯一の国際カードブランド運営会社であるJCBと最先端のビックデータ解析ノウハウを持つナウキャストが開発した、消費活動の“今”を知るための指標です。プライバシーを保護した形で加工したJCBカードの取引データを活用して、 “現金も含めた国内消費全体の実勢”を捉える消費指数を提供します。クレジットカードの決済データをもとに算出しているため、インターネットショッピングやキャッシュレス決済を含む幅広い消費の動向を捉えることが可能で、財やサービスの消費動向を示す総合消費指数や総合消費をマクロ・ミクロに分類した業種別消費指数など合計66種の指数を提供しています。性別・地域・年代といった属性別のデータも備えており、多面的に消費動向を分析することができます。また、データを集計して約2週間で配信するため政府等が公表する既存の消費統計と比べて速報性が大幅に向上しており、金融機関やシンクタンク、官公庁のレポート等で多数引用されています。現在、国や地方行政機関をはじめ、企業のマーケティング部門、証券会社・投資銀行等の金融機関、経営コンサルティング会社、報道機関等、多岐にわたるお客様に経済を捉える指標としてご活用いただいております。

◯「JCB消費NOW」1か月間無料トライアル
 「JCB消費NOW」が提供する全指数と、ダッシュボード機能を含む全機能を1ヶ月間無料でご利用いただけます。以下の会員登録フォームからお申込みください。

 <会員登録フォーム>
  https://www.jcbconsumptionnow.com/member/register
  ※会員種類で「無料トライアル」を選択してください。


【株式会社ジェーシービーについて】
 株式会社ジェーシービーは、日本発唯一の国際カードブランドを運営する企業として、1961年に設立し、JCB カードを利用できる加盟店ネットワークを展開するとともに、アジアを中心に国内外のパートナー企業と JCB カードの発行を拡大しています。また、総合決済サービス企業の実現を目指し、お客様やパートナー企業の皆様の期待にお応えする様々な事業を展開しています。

会社名  : 株式会社ジェーシービー
代表者  : 代表取締役兼執行役員社長 二重孝好
設立   : 1961年1月
所在地  : 東京都港区南青山5-1-22 青山ライズスクエア
公式サイト: https://www.global.jcb/ja/


【株式会社ナウキャストについて】
 株式会社ナウキャストは、東京大学経済学研究科渡辺努研究室における「東大日次物価指数(現:日経CPINow)」プロジェクトを前身として2015年に設立された、オルタナティブデータのリーディングカンパニーです。次世代金融インフラの提供を通して組込型金融を実現するFinatextグループにおいて、ビッグデータ解析事業を担っています。POSデータやクレジットカードなどの決済データをはじめとする「オルタナティブデータ」を扱うサービスを幅広く展開するほか、ビッグデータ解析による消費者物価指数などの経済統計のリアルタイム化、企業の経営戦略の見える化を行い、国内外250社以上の金融機関、シンクタンク、政府、政府系金融機関、海外ヘッジファンド等の資産運用、経済調査業務を支援しています。

会社名  : 株式会社ナウキャスト
代表者  : 代表取締役CEO 辻中 仁士
設立   : 2015年2月
所在地  : 東京都千代田区九段北一丁目8番10号 住友不動産九段ビル 9階
公式サイト: https://nowcast.co.jp/


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